とあるいち聖書ライターのブログ

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一つのからだ

一つのからだ



「 それは、からだの中に分裂がなく、各部分が互いにいたわり合うためです。
 もし、一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、
もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。
 あなたがたはキリストのからだであって、ひとりひとりは各器官なのです。」
(第一コリント12:25~27)


  この聖書個所の「キリストのからだ」という箇所からヒントを得て、経済的大不況が起こる原因を考えてみたいと思います。2001年9月11日、アメリカのニューヨークにある世界貿易センタービルと首都ワシントンを狙った、イスラム過激派による同時多発テロがありました。それをきっかけに、アメリカは、テロリストとの戦争状態になり、リーマンショックという世界的不況の引き金になったのです。
 何が、言いたいかと言えば、行き過ぎた経済的格差や精神的祝福の格差によっては、世間に恨みを持つ人々が増えることが考えられるのです。ですから、どんな好景気の状態であっても、行き過ぎた経済的格差のあるところには精神の格差も必ず発生しており、常に経済主要機関がテロに狙われるというリスクは拡大し続けているということが言えるのです。
 社会や世間を一つのからだと考えてみましょう。血液は体中に善い血流の中、善い健康体の血が流れバランスよく循環するから心臓も脳も健康でいられるのです。
 同じように、お金の流れも、貧困層から富裕層まで、良い出所のお金が循環してはじめて、心臓である経済的主要機関に負担がかからず、心筋梗塞のような経済的主要機関が麻痺する自体を避けられるというわけです。
 脳にいくら血がよく巡っていても、他の箇所が血の巡りが悪いと、不整脈や脳内出血、脳梗塞、心筋梗塞などの原因にもなったりするものです。ですから、心臓は体全体に血がバランスよく循環するように自然に働こうとするのです。
 つまり、経済的ブレーンになる経済的脳である富裕層や主要機関がいくら、お金の巡りがよくても、他の部分、中間層や貧困層などに、お金のめぐりが悪かったりお金が足りなくなると、貧血を起こしたり、脳に負担がかかりすぎたり、悪い血流のしこりができて腫瘍のもとなったり、血圧異常の状態になり、体全体が機能しなくなることが考えられるのです。


 このようにして、行き過ぎた経済格差や精神的祝福の度合いの格差が広がり続ければ、いずれ、テロや戦争まで発展したり、そこまでは行かなくとも、経済的大不況に陥りやすい状態になることが考えられるのです。 いつまでも借金を抱えて貧困から抜け出せない人々がいたとします。そのような人々は、生活するために出所の悪いお金を得ようとしたり、また、不法な就労による違法収入を収入源とするようになり、テロリストに加担するような状態になっていくことが考えられるのです。
 ですから、自らの身を守るためにも、出所の善い、富裕層の人々からの投資が貧困層のみならず、中間層にも必要になってくるというわけです。
 聖書では、キリスト者は皆、キリストの一つのからだであると述べています。これは、弱い部分がかえってなくてはならない部分と書かれています。体の中で、障害がある部分があったとしましょう。たとえば、膝や腰痛を持ちやすい人がいたとしましょう。その部分に痛みがあるからといって簡単に切り捨ててよいでしょうか? そんなことはないのです。痛みを感じる弱い部分だからこそ、いたわり、大切に扱い、治療し、リハビリをすることによって、その弱い部分のみならず、他の部分に負担がかからず身体全体が機能できるようになるのです。 脳に腫瘍ができてしまったら、脳全体を摘出するでしょうか?脳の腫瘍の部分だけを摘出し、新しい健康な血に浄化しそれが体全体に流れ治癒に向かうのです。
 私たちは、リスクを考えるあまり、貧しい人々やお金を稼ぐ能力の弱い人々などを軽蔑したり、切り捨てようとしたりしがちです。しかし、その切り捨てが逆にリスクを拡大させ社会全体に障害をもたらすことにつながっていくことがほとんどです。 ですから、身体を痛めたときに、その部分をいたわるように、弱い人々をいたわり、貧しい人々を貧困から救うことは自分自身のためでもあり、社会全体の身体へのリスク回避のためにも必要なことでもあるのです。